アフガンの事件について、書かずにはいられない。
ミーハーな私も「余のため」…
間違えた。
「世のため」になるような事。時には考える。
アフガンで痛ましい事件が起こった。
送られてくる会報は数年前より、回を重ねる事にアフガン情勢が厳しさを増している事を訴えていた。
つい2週間前に別院会館ホールで行われた中村哲氏の現地活動報告会では、日本人の現地スタッフを順次帰国させ、最後には自分一人が残って活動を続けると話されていた矢先の悲報だった。
言葉では表せない無念さでいっぱいだ。
この事件の報道を観察していると、テレビも新聞も暗闇で象の身体の周りをなぞっているだけで、本質的な事に触れていない。
なぜ、この事件が起きたか。
私を含めて日本が考えるべき事は何なのか。
についてである。
中村哲氏は2007年10月の会報の中で「日本が何をなすべきか」と言うことより、
「先ず、何をしたらいけないのか」
の方が大事だと、
「国際社会からの”名誉ある孤立を”」と語っている。
その通りだと思う。
日本は軍事的関与をしてはいけない。
インド洋沖の給油活動からも手をひき、ISAF参加も絶対してはいけない。
この会報の一部はペシャワール会のサイトからも読むことができる。マスコミの人たちは読んでから報道して欲しい。
現地のために活動している罪のない人がなぜ命を落とさなくてはならないのか。
そんな事は誰にでもいえる。
マスコミは冷静に状況を分析して、もっと多面的に報道して欲しい。
そうすることが、銃弾に倒れた伊藤さんに対する使命だと思う。
亡くなられた伊藤和也さん。安らかにお眠り下さい。
合掌。
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- 2008/08/28(木) 23:59:59|
- 徒然
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