スーパーなおばあちゃんで、日に日に良くなっている。
今日は点滴もはずされた。
死の淵をのぞいた人とは思えない回復ぶり。
有難い事だ。
様々な要求をするようになった。時には「わがまま」かなって事もあってかわいい。
みんな上手い事あしらってておばあちゃんもそれ程ひどくダダこねたりしてない。
今回の事に限らず今まであちこちで、親の介護や看護をしている人の話を聞く時、
「病人がわがままで、言う事をきかないので非常に困る」ってよく聞くんだよね。
あくまでも、勿論全員がそう言うわけではないし、それぞれに事情が違うので
非難するわけじゃないし、誤解してもらっちゃ困るんだけど…。
お嫁さんならまだしも実の娘とか、この上なく我慢できないみたいな口調で、周囲の人に話してるのみると
(なんか違うなー)と思っちゃうんだよね。
だって、わがままなのが病人だもん。
自分が反対の立場だったらどうかな。
私なんかきっと右に出るものがいないくらいわがままな病人になるに決まってる。
それにしても医療の進歩はめざましい。
良い薬はもちろん、「ここ町工場?」ってくらい医療機器がメカぢからを発揮してるし。
ドクターの回診はノートパソコンを乗っけたワゴンをゴロゴロ押して回る。
ドクターの数だけワゴンがゴロゴロだ。
看護師さんもキャップなんか誰もかぶってなくて、シャッとスリムで真っ白なパンツと上着。
その姿でやっぱりパソコン乗っけたワゴンをゴロゴロ。
ナースステーションもコンパクトなパソコンワゴンが各自配備されていて整然としている。
検査や病室の移動など、昔はいちいちストレッチャーに移し替えられていたのが
ベッドのままゴロゴロ移動。
人が移動するのではなく、ベッドが移動する。
病室の入り口がとても大きく開けられてるし、通路もゆったりなので大きなベッドごと移動できるのだ。
各部屋についてるトイレもびっくり。
昔は部屋ごとになんてついてないからポータブルのトイレが置いてあった。
おばあちゃんはビジュアルに敏感だもんだから
「このナース服の襟のパイピングは色がかわいい」
「夜来た先生はシュッとしてたねえ、スタンドカラーが粋だった」
とかチェックが細かい。
先週の今日が嘘みたいだ。
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- 2011/07/29(金) 23:59:59|
- 徒然
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