どうしても南こうせつが思い浮かんでしまうこの公演タイトル、「夢一夜」
おまけに「夢はいま華ひらく」だし。藤圭子♪夢はよーるひらく~。
昭和の人だもん。許して。
でも「ゆめひとよ」ではなく「ゆめいちや」だった。
グンデルワヤンとバテルに創作バリ舞踊を織り込んだ公演である。
(バテルの音,馴染まないなあ…)
(生で聴くの初めてだもん。)
(おまけに閉ざされた空間だし。)
新しいものにすっと入っていける時とそうでない時がある。
私の知ってるグンデルワヤンの音色と全然違うバテルの激しさに耳と心が慣れるまで時間がかかった。
私はグンデルの繊細さが、そう激しくても全然失われない繊細さが好きなので、バテルのパンチにおたおた気味だった。
たんに、自分の経験の幅が狭いだけなんだけど。
踊りが出てきてホッとした。
で、居心地もだんだん良くなってきて、
(バテルでこんなことができるんだなぁ。面白いなぁ。)
と心の中で独り言。
音の紡ぎ出す世界に踊りがひろがりを加えて、お話は全然意識になかったけど
いいなと思った。
プナリの影が白いスクリーンに2重3重に映って、まさに
ワヤンだった。
スポンサーサイト
- 2008/04/12(土) 23:59:50|
- バリ、インドネシア
-
-
| コメント:0