報恩講レポート~今、いのちがあなたを生きている~

ふぅ…。終わった。
今日はXデー、別院報恩講でお話する日。
私にとっては10周年公演、ピンギタンに次ぐビッグなできごとだった。

日ごろ身体で勝負しているうちにしゃべりがとんと苦手になってきているし、
踊りのことならまだしも、ほ、ほ、ほうおんこうで、
別院のあの広い立派な本堂で、
何百人ものご門徒さんの前で、
この私が、お話をするなんて、
畏れ多すぎてバチが当たる。
バチついでに、場違いだし。
だって一般人でお話しするの私だけなんだもん。
本当にこの3カ月寝ても覚めても頭を離れないこの大務、逃げ出せるもんなら逃げ出したかった
けど、お世話になっている教化部長さん直々のお願いとあれば「断る」という選択肢はない。

そのバチあたりな行為を決行する日がとうとう来た。
緊張の朝マンディして身を清め、仏壇に手を合わせて外へ出ると
冬の黒い雲に一面覆われた大好きなエピタフの空だった。
よしっと気合を入れて出発し、別院に向かったんだけど、途中でお数珠を忘れた事に気づくが時すでに遅し。
あ~あ。少しへこんだけど忘れることにして別院に到着したら教化事業部のP田さんにソーグーしご挨拶。
控室をこれ以上丁寧なご案内はないというくらい丁寧に教えて下さって対面所の「教導控室」に向かうと
ちょうど部長さんに会ってホッとした。
お作法を教えていただくけど言葉だけだと不安だった。
そんな様子を察してか担当の方々が、「私たちでもしょっちゅう間違ってますから」と
やさしいお言葉。

お抹茶をいただいて体内を温め、ちょっと早いけど本堂に向かう。
前のプログラム、「和賛」に参加して場の空気に身体をなじませていよいよ私の番だ。
お数珠をお借りして粗相のないようお作法通りおまいりして席に着く。

いいな、明るすぎず暗すぎないこの照明。
こういう明かりの中で踊りたいな。
いやいや今日は違うから。

話し始めて、(ん?この雰囲気なに?)と自分の中で時間が一瞬止まった。
目の前の沢山の人たちから「聞いてるよ」オーラが素晴らしく伝わってきたからだ。
みな顔をあげ、まっすぐな目を私に向けている。
その姿勢がまったく真摯で、ホント後光が差して見えた。
こんな受け止められ方は初めてだった。
これには感動した。

営業で踊ってると色々なシチュエーションがあるからなー。
しっかり練習して準備してもパーティ会場だと飲んだり食べたりで観てくれないし
屋外のイベントだと人が全然いないこともだし、ま、多くはないけどそういうことがあったとしても仕方がないし、一人でも観てくれればいいやと慣れちゃっている。

私の話なんて聞いてくれる人がいるんだ。
それもこんなに一生懸命。
びっくりしたなあ。
そんな雰囲気に守られて、持ち時間10分は過ぎて行った。

時計を持っていなかったけど、勘でそろそろ時間が無くなりそうだと思ったので
実はひとつ、すごく言いたかった事を省いてしまった。
「今、いのちがあなたを生きている」という御遠忌のキャッチコピー、
これ私大好きなんだ。
「空気感」と「平穏」そして「今、いのちがあなたを生きている」
この3つについて話したかったけど最後の一つは話せずに終わっちゃった。

「今、いのちがあなたを生きている」
ぐっとくる言葉だ。

部長さんの顔を立てられたかどうかは??だけど
自己採点70点。
とてつもない重荷をおろして、さあ2月の公演に向けてエンジンかけ直そう。

この機会を与えて下さったすべての人、目に見えない何かに感謝します。

合掌。

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